障がいがあっても、より良い人生を送れる社会に

私たちについて

発達障がいのある当事者とその家族及び支援者等が豊かな人生を送ることができるように、多くの人に障がいを知ってもらい、ともに配慮と支援を考えてもらうための啓発活動を行う団体です。
現代の社会で発達障がいと呼ばれる脳の特性が「障がい」ではなくなる未来を目指して活動をしています。

活動内容は主に出版とそれに関わる事業です。

メンバーには放課後等デイサービス事業所を経営するNPO法人代表、福祉事業所経営者や障がい者支援のための資格も経験も豊富な相談支援員などの他に、出版社、クリエイターなどがいます。
私たちは「障がいがあっても、より良い人生を送れる社会の実現」を共通のテーマとした異業種の集まりです。
例えば、発達障がいのある人やその家族、さらにはそうした人々を支援する側の人たちを支えるための知識を世に広めて行くために、福祉に携わる立場のメンバーが持つ有益な情報を、製作担当メンバーがアウトプットの形にデザインし、出版担当メンバーの仕事によって世に送り出します。

私たちの活動の目的は、発達障がいのある人やその家族を支える支援者を増やしていくことにあります。

発達障がいがあっても生きづらさを感じずに生きていける社会のために。
当プロジェクトの特徴は、自閉症をはじめとする発達障がいや福祉研究分野への積極的な参加にあります。メンバー全員がそれぞれの立場から研究者としての姿勢を持ちながら活動を行います。
医師や研究者などさまざまな分野の専門家とのコラボレーションを出版企画に取り入れ、先端の研究や有益な情報を一般に向けて効果的に周知することにもチャレンジします。

適育適生とは

障がいの適時発見、適時療育。そして個々の特性に適した環境での生活を叶えるための力になりたい。
近年、発達障がいの認知度が上がったことで障がいの「早期発見、早期治療」が叫ばれるようになりました。
確かにこれまでは「様子をみましょう」とされることが多かった健診の場で早期に医療や療育に繋がることが可能になっています。
しかし、子どもの療育は早く始めれば結果が良くなるとは限りません。
またその逆に、障がいの発見が遅れたら取り返しがつかないというものでもありません。
年齢ごとの発育基準と照らし合わせた上で子どもの発達の遅れや生活・学習上の困難に気づき、アセスメントに基づいた環境調整や療育などの的確な支援に繋げていくことが大切だと考えています。
さらに幼児期・学齢期を過ぎて、18歳を迎えた後の成人期から高齢期までの長い人生を歩むために、それぞれの適性に応じた支援によって生活できる「適生」を考えて行くこともテーマの一つです。
「おとなの発達障がい」に関しても、家庭や仕事で生きづらさを抱えている当事者と周囲の人々の辛さを軽減し、特性に合った環境での生活が送れるように有益な情報を提供します。
どんな人でも、何歳からでも人生をより良く生きるための支援を受けることができるということを世に広めていきたいと考えています。

これからやって行きたいこと

出版企画を通じてさまざまな福祉・医療・研究の現場の取り組みを広く一般に知らせる活動を行います。

①絵本を通じた子どもや保護者への啓発活動
・発達障がい当事者であるあっくんによる絵本製作:「あっくんはたべられない」「あっくんはねむりたい」
・絵本の読み聞かせキャラバン
②当事者と家族への支援啓発活動
・障がいの適時発見・適時療育・適時支援:「そだちとともに」「すだちとともに」
③支援者を増やす活動
・放デイ等の福祉事業で起業したお母さんの紹介本:「発達かあさんシリーズ」
・学生向け:あっくん、土崎の親子講演(当事者や当事者家族の気持ち)
④啓発イベントへの参加や実施
・ライトイットアップブルー東村山など
⑤YouTubeを使った広報活動
・講演会や読み聞かせ会の様子の動画配信
・看護学校等の授業での絵本の活用方法紹介動画の配信

メンバー