発達障害のある我が子を抱え、シングルマザーになった途端に制度の狭間に落っこちた。
初めて政治を身近に感じた私は我が子のために、知識と行動力を駆使して地域福祉にアプローチしてきた。
私はこれからも、困っている子どもたちと保護者のために魅力的な福祉資源をつくり上げていきたい。
土崎幸恵 著
世音社 四六判 12.7×18.8cm 200ページ 定価1,650円(本体 1,500円+税)
診断の帰り道
あっくんは何か、他の子たちと違う気がする
自由過ぎるあっくんに振り回される
病院での診察を勧められる
病院でADHDの診断を受ける
私にはもう育てられない
悲嘆から立ち上がらせてくれた出来事
母子家庭になった途端に直面した困難
長男の交通事故と学童民営化の波
こんなのがインクルーシブ?
子どもを守るために行動力を発揮する
おかしくない? 学校と学童での障害児の扱いの矛盾
どん底から生まれた怒りのパワー
みんな本当に発達障害を知らなかった
歩く発達障害と呼ばれるまで
らっこの会発足
らっこの会の活動
行政にブルーのあかりを灯す
気持ちを分かち合える仲間の存在
ソーシャルワークを意識する
親の会を続けるのが難しいその理由
仲間とのもうひとつの出会い
男女不平等時代の中での私にとっての自立と仕事
法律を勉強してやる!
知識を生かして仕事をランクアップ
あっくんが落ち着かない
こうなったら看護師になろう
風を読む力
発達障害のある子の思春期問題
魔の5年生が始まる
同級生とのトラブル
自己肯定感の低下が招く二次障害
校舎の窓から飛び降りる
正念場をひとつ乗り越えて
あっくん曰く〝暗黒の中学時代〟
前代未聞の授業参観
あっくんの不登校が始まる
お母さんのメンタルヘルス
思春期の親子関係と障害受容
発達障害のある子の親を生きるとは
思春期になって途切れた支援
相談が次から次へとやってくる
メンター事業で起業を考える
経営を考えたきっかけはリーダー養成学校
NPO法人設立に向けて動き出す
運に背中を押される
レゴ®シリアスプレイ®️に出会う
研究がしたくて大学院を受験する
NPO法人すくすくはあと設立と事業所開設
やはりここでも思春期が課題
ワークショップを大学院での研究論文に
ワークショップがお母さんにもたらした気づき
ワークショップへの参加は母子の抑うつに影響を与えたか
発達障害のある子が遭遇する思春期の挫折のしくみ
あっくんの思春期と私を改めて振り返る
新たな役割獲得へ向かう
私がより良い療育を目指す意欲の理由
まずは保護者の視点と環境を変えることから
子どもの〝目〟の動きに着目する
誰も排除されない社会を
走り続けて来た道を振り返れば
これからのこと
初版第1刷:2022年11月10日