障がいがあっても、より良い人生を送れる社会に

愛知県岩倉市で講演会を行いました。

『いわくら・みんなのサロン 講演会』

テーマ:配慮が必要な子どもたちへの支援 ーそだちとともにー

日時:令和4年11月12日(土)
会場:岩倉市生涯学習センター(愛知県岩倉市)

土崎幸恵とあっくんによる、親子講演を行いました。
土崎が発達障害のある子どもを育てた経験を語り、試行錯誤しながら行っていた支援について、当事者であるあっくんがその当時どのように感じていたのかをお話することで、本当に必要な支援とは何なのかを探る内容となりました。
当日は60名の定員がほぼいっぱいとなり、皆さん真剣にメモをとったり、大きく相槌を打つシーンも多く見られ大盛況でした。
2時間弱の講演の後に行われた質疑応答ではたくさんの質問が寄せられ、その中には次回思春期以降の内容を望む声もあり、こうした講演会の必要性を切に感じることとなりました。
お呼びいただいた(一社)はーとプロジェクトの皆さん、本当にお世話になりました!そしてありがとうございました!

【共催】
愛知県障害児療育支援事業
岩倉市自立支援協議会 こども部会
【後援】
一般社団法人 はーとプロジェクト

当日の講演をYouTubeでご覧いただけます

アンケートから(一部抜粋)

  • 母親側の考えとあっくんの考え方を比較できて、とても考えさせられました。
    病院へ行くのもためらいがあり、このままでいいのか…と自問自答しています。勇気を出してこの講演会に参加させていただきました。参加して良かったです。ありがとうございました。
  • 親子通園でお子さんや保護者さんの支援をしています。
    当事者さんの話を聞けて、周りの大人の関わり方などを思い直すことができました。
  • 他人と比べない育児、自分の好きなこと・やりたいことを見つける、苦手なことをやらせるときには終わりを決める、が心に残りました。来て良かったです。
  • 感覚過敏や鈍麻により、他人と感じ方が異なることの苦労を、お母さんの立場だけでなく当事者から聞くことができて有意義でした。
    困難の背景を探り、本人によく聞いて支援することの大切さを確認できました。
  • 大変おもしろかったです。土崎さんとあっくんの住む世界が違う様子にいろんな感情が湧きました。
    母としての苦悩と、あっくんの考え方の偏りなどの差がすごくて、本当にご苦労されたのだなと思いました。自分も美大卒なのですが、あっくんの話が楽しかったです。
    美大でのびのびできていた自分と重なりました。
  • 母親の工夫を本人がどのように捉えていたか…というのは、とても新鮮で学びになりました。
    本人が納得しないと“ご褒美”にもならないというのはとても心に響きました。
  • 土崎さんのお話で挙げられた場面は、教育現場でよく起こることで、どうすればよいかと考えることがよくありました。あっくんの実体験を胸に、子どもたちと向き合っていきます。ありがとうございました。
  • 何気なく口にしていた言葉も、相手にとっては良くない、ただ先送りにしていただけだったかも、と気づかされました。
    あっくんの話も当事者から「もっと話を聞いてほしい」と言われ、とても心に響きました。
  • 具体的な話、ご本人の感じていたことを言語化してお話してくださりありがとうございました。
    大変なことも笑いながらお話される二人から元気をいただきました。
  • 当事者の話を聞ける機会はほとんどないので、とても貴重でした。
    教員をしていて、今日お話されたエピソードに会うことがあります。わたしたちが「ふつう」「よいこと」と思っていることでも、それを苦手とする人、抵抗感を持つ人がいることを頭に入れておかなければならないと思いました。
  • 母と子のそれぞれの立場から、同じエピソードについて、お互いの話を伺うということがとても新鮮で、私ももっと子どもの気持ちを聞くようにしたいと思いました。
    「適時発見!適時療育!」という言葉がとても印象に残りました。勉強とか苦手なことがあっても、“自分のことが大好きに育っている”ということを聞いて、思わず涙が流れてしまいました。
  • とても勉強になりました。話を聞いてあげることが大切だと思いました。行動にしても、することには理由があるので、話を聞いて理解してあげることが大事だと思いました。
    好きなもの(こと)を見つけてあげる。苦手の時は終わりを決める。

おまけ

前日はあっくんのリクエストで名古屋城を観光。
ちょうど菊の展示がされていて、そちらも興味津々にじっくりと楽しむことができました。

夕食は名古屋名物「味噌カツ」のお店、矢場とん本店へ。
遊び心満載の店内外の装飾にテンションが上がり、とても得した気分に(笑)。
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